さて、私もテレワークをするようになって3ヶ月目に入りました。
通勤しなくて済むのは楽な一方で、なかなか悩ましい面もあるのがテレワーク。
そんなテレワークで陥りがちな問題の一つに、「仕事とプライベートの境目がなくなる」ということがあります。
ある調査結果では、テレワークのデメリットの第1位は「仕事とプライベートの切り分けが難しい」、第2位は「長時間労働になりやすい」というものでした。
皆さんも身に覚えがありそうですが、普段だったら会社のPCを閉じれば「ハイ、今日のお仕事終了!」というように区切りもつけやすいものですが、自宅だとそのままPCを立ち上げているために、つい就業時間後もまた見てしまったりします。
「今日は同僚にこのメールを送って最後」と思っていたのに、相手から返信が来てしまったのを見て、「じゃあこの返事だけ送って…」と思って送ると、また相手から返信が来ていつの間にかエンドレス…。
ハッと気が付けば普段だったらとっくに会社を出ている時間までやり取りが続いてしまったりします。お互いに画面の向こうでテレワークの沼にハマッてしまっているかのごとくです。
あるいは普段だったら会社の同僚とランチに出ることで、おしゃべりしながらしっかり気分転換も図れるところを、自宅だと「冷凍パスタでいいか…」とものの15分で食べ終わり、またPCの前に戻ってしまう、なんてことも起こります(誰のことでしょう?)
もちろんお子さんがいる家庭なら、日中に邪魔されてできなかった分を夜中に台所でPCを立ち上げてやる…ということもあるでしょう。
このようにテレワークは私たちのプライベートにぬるっと入り込んできて、意外と多くの時間を浸食してしまうことがあります。
また物理的に場所を移動することで気持ちの切り替えを図れていたところが、仕事と生活の場が同じために、気持ちの切り替えを図れず、ずっと仕事中の緊張感を引きずることも起きかねません。
そこで、テレワークをするときは普段以上に「切り替え」を図るようにしてみてください。
仕事の仕方にルールを設け、仕事とプライベートの境界がはっきりするように工夫してみましょう。
- 会社に行っているときと同じように、始業と終業の時刻を守る
- お昼休みはできれば外に一度は出る
- 就業時間後はメールを見ない
- 家族の対応で日中に仕事に集中できない環境であることを上司と共有しておく、そのことでの業務量の調整を相談する
- 終業時間がきたら、軽く運動するなどして、頭を仕事から切り替える
テレワークだと、仕事をしている姿を見せられない分、ついつい成果を出そうと根を詰めて頑張ってしまいがちです。
ですが、まだまだテレワークは続きそうですし、短距離走ではなく長距離走でも走り切れるように、ストレスを溜めすぎないようにしていきましょうね!