さて、皆さん、ご機嫌はいかがですか?
「実はなんだか最近、無性にイライラする…」という人も少なくないかもしれません。
それもそのはず、私たちはコロナのために、さまざまな未知の状況に直面してきました。
予測のつかない感染状況や、効果があるかどうか見えにくい対策、人の目を気にしながらの行動、いつまで続くかわからない自粛期間…と、とても不確かで不安の高まる状況に置かれ続けています。
そして「怒り」は「不安」がもとにあることがよくあります。
「いったいうちのビジネスはどうなるんだろう…(不安)
→それなのに部下たちはちっとも真剣に考えていない!(怒り)」
「これから我が家の経済状況はどうなるのだろう…(不安)
→それなのにこの人は無駄遣いばっかり!(怒り)」
なので、もしご自身が「なんで私はこんなにイライラしてばっかり」と思ったとしても、それはとても自然なことです。
ただ、そんな自分をちょっと持て余している人もいるかもしれませんね。怒りを溜めこむと心身の健康にとってもよくないですし、暴発させれば人間関係にひびを入れかねません。
「でも今までも、怒りを抑えようとしてもうまくいかなかったんだよな…」という人も多いでしょう。
「怒っちゃいけない…!」と必死で自分にブレーキをかけたのにも関わらず、「やっぱり怒ってしまった…」とあとで苦い思いをした人も少なくないのではないでしょうか。
そんなとき、怒っている自分に対して、厳しくするのではなく、優しくしてみてください。
私たちは他人に対しては優しくできるのに、自分に対してはとても厳しいことがあります。
他の人が怒っていたら一緒になって嘆いたり、泣いていたらなぐさめたりする人も、それが自分となると、冷たく突き放してしまうことが多いのです。
ですので、自分に対しても
「怒ってはだめだ!」「それぐらいで怒るなんて!」と押さえつけるより、
「怒りたくなるよね」「それぐらい不安なんだよね」「わかってもらいたいよね」と思いやりを示してあげましょう。
しばらく目を閉じて、ゆっくり呼吸をしながら、こんなふうに穏やかに自分に話しかけてみてください。そうすると、怒りは静かに波がひくように、穏やかになってくれるはずです。
まだまだ先が見えない毎日ですが、自分に思いやりをかけながら、
この後も心穏やかに過ごしていきましょう!