今年の春あたりから、急速に働き方、働く環境の変化がありましたが、そうそう簡単に元の生活に戻れそうにないですね。Go Toキャンペーンが実施されたかと思えば、あっという間に見直しとなった今、自宅でオンラインを利用した楽しみ方など、新しいことに挑んでいらっしゃる方も多いことでしょう。
そんな中で今回は、邦画「最高の人生の見つけ方」を題材にしたいと思います。
主人公は二人います。バリバリのキャリアウーマンであるホテルグループの女社長、剛田マ子(天海祐希)、もう一人はごく普通に人生を家庭にささげてきた?であろう主婦、北原幸枝(吉永小百合)。この二人はすでにガンを発症しており、余命宣告されています。偶然、病室が同じになった二人ですが、ふとしたきっかけから、他人の「死ぬまでにやりたい事リスト」を手にします。それは、同じ病院内のまだ中学生くらいの少女の落とし物だったのですが、それを目にしたことで「限りある自分の人生、残りが目に見えているのなら、ここに書かれているやりたいことをやってやろうじゃないか」と奮起します。幸い、剛田は大成功を収めた実業家。彼女のお金を使って次々と「死ぬまでにやりたい事」を実現していくのですが…。
そもそも、皆さんの仕事において、当然しなければいけない事は山ほどあるはず。あれをやってこれをやって、そうそう、あれをやるのを忘れていた…なんてことがたくさんあります。万が一「やらなければならない事なのに、失念していた…」という項目があったとするなら、これは大きなミス、失態につながってしまうことも。場合によっては大きなトラブルになり、補償が発生する場合も無くはないでしょう。
そんな事にならないように「今回の仕事でやるべきことを全部洗い出す」という役目を担っているのが、WBS(ワーク・ブレークダウン・ストラクチャー)になります。仕事やプロジェクトを滞りなく進めるため、やるべき事が抜けないように、また間違ってダブってやらないように、このツールを使って事前に洗い出し、チェックするのです。まさに大きなやり残しなどが無いようにするためのツールということです。
映画において、二人はやるべきことをほぼやり終えますが、最後に一つだけ大きな「やりたいこと」が残ります。これをどうやってクリアするのか?ぜひそのあたりも念頭において、ご覧ください。
それではまた、次回をお楽しみに。