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ホームアイシンクインフォメーション第162回:「恥ずかしい!」は役に立つ?!

第162回:「恥ずかしい!」は役に立つ?!

ストレスをマネジメントしよう! 2024.05.28

さて、私はよく、昔のやってしまった失敗を思い出しては一人で煩悶していることがあります。
お風呂の中でつらつら思い出しているうちに恥ずかしさがこみ上げ、「あ~!」と声に出してしまい、家族から「お風呂で何叫んでたの?」と聞かれます(笑)
さて、こんなふうに「ああ、やってしまった!恥ずかしい!」という感情は、いったい何のためにあるのでしょう?
「え、何のためとかあるの?」と思うかもしれませんが、私たちが感じる感情は必ず意味があって生じているものです。
まず、「恥ずかしい」とは、どんなときに感じる感情でしょう?

  • ご飯を食べた後、歯に青のりがついていることに気づかずに人としゃべってしまったとき
  • 初めて参加した集まりで、一人だけ場違いな格好をしてきてしまったとき
  • 大勢の聴衆がいる前で、プレゼンがうまくできずに、しどろもどろになってしまったとき
  • 何気なく言った言葉で、その場にいた誰かを傷つけることを言ってしまったと気づいたとき

さて、これらの状況の共通点は・・・というと、「他人から批判されそうなとき」ですね。
「カッコ悪いなぁ」「空気が読めないなぁ」「下手くそだなぁ」「ひどい人だなぁ」など、「他人が自分のことをネガティブに見ているに違いない」という状況で、私たちは「恥ずかしい」という感情を覚えます。

これは実際に他人から「そう言われていない」ときも同じです。
むしろそのほうが多いかもしれませんね。
自分で勝手に想像しているに過ぎないのに、心臓をキューッと絞り上げられ、手のひらに汗をかかせ、強い心の痛みをもたらします。

では、なぜそんな厄介な感情が「必要」なのでしょうか?

実は「恥」とは、画期的な感情です。
怒りや恐怖、喜びなどは他の動物でも感じることがありますが、「恥ずかしい」という感情を持つのは人間だけです。

例えばサルの集団で、もしも仲間が手にしたエサを横取りしようとするサルがいたら、そのサルは攻撃され、ケンカになるでしょう。
ところが人間ではそのような攻撃は必要ありません。「人様のモノを横取りするなんて恥ずかしい!」というその感情さえあれば十分なのです。
「恥」という感情的な痛みを感じることで、私たちは誰に強制されなくても、自らの行動を止めたり、振り返れるようになりました。
こうして集団のルールや規範、基準や期待などを守ることができ、「集団に受け入れられる」ことの助けになってきたわけです。

ですので、「恥」を感じることは基本的には役立つことなのですが、なかなかに強烈な感情ですから、ずっと抱え込むのは辛いものがあります。
また「恥ずかしい」思いをしたくないがあまりに、そもそも人付き合いを避けたり、失敗する可能性のある挑戦を尻込みするなど、行動がしぼんでしまうことにもなりかねません。
そこで「ああ、恥ずかしい」という気持ちにとらわれてしまったときは、自分にコンパッション(思いやり)を向けてみましょう。

「いやあ恥ずかしかったなぁ。ただ人間だから、人生に失敗はつきものなんだよね…。自分に優しくしてあげたいな」と温かい気持ちを向けてみてくださいね!

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