さて、今回でこのコラムもとうとう100回を迎えました!
いつも読んでいただいている皆様、ありがとうございます。
毎月書くのは結構しんどいときもあるのですが、ある方から「100回を目指して書いてみたら」と言われて、それをめざして書いてきたら、気づけば到達できてしまいました。
そんなわけで今回は、書くことについての個人的な思いを述べてみたいと思います。
この「書く」こと、私にとっては「自己セラピー」のような側面を持っています。
私の場合、メルマガのテーマは、最近あった研修での「もっとうまく助言できたんじゃないだろうか……」といった「なんとなく心残りな場面」や、プライベートで「何であんな言われ方をしたのかしら……」といった、「ちょっと心にくすぶっているやりとり」などを見直すことから見つけることが多いのです。
そしてモヤモヤしていた出来事に、何らかの説明なり解釈なりを加えることで「そうだったのか~」と消化することができ、またずうずうしく生きていくことができるのではないかと笑
書くことで理解を助け、消化を助け、次の糧へとしているような気がします。
またプライベートでも、ときどき思い悩んだときにその気持ちを書きつけるようなノートがあるのですが、それの何が面白いのかと言えば、後で読むのが大変面白い笑
「あ~、これすごい無理してるなぁ」とか「え、この悩みってこの時点でもう始まっているのか……」など、書いたことは、後で読むとかなり客観視できます。
そんなふうに「ちょっと前」の悩みを半分アイタタ、半分ニヤニヤと眺められると、「ということは、今の悩みもいずれそういうことになるわけか」と、少し距離を取って受け入れられたりします。
こんなふうに「書く」ことは、自分のためにできる、とてもシンプルな心のケアなのではないでしょうか。
不思議なものですが、心の中だけで扱っていると延々と反芻してしまう悩みも、紙の上という居場所が与えられると、それだけで一区切りつきやすくなります。
日々生きている中では様々な出来事にさらされて、モヤモヤが心をうっすら覆っていることも少なくありません。
皆さんも心のメンテナンスのために、ときどき「書いて」スッキリさせてみませんか!