今年も年の瀬が近づいてきましたね。
皆さん、一年間本当にお疲れ様でした!
今年も一年、さまざまなストレスにさらされながらも、心身の自己管理に努め、お仕事に臨んでこられたこと、本当に大変だったことと思います。
また来年も元気で頑張れるよう、ぜひこの年末に心のメンテナンスもしておきましょう!
私たちがストレスに対して心が折れることなく乗り切るためには、「認められる、褒められる」という経験をたっぷり重ねておくことが欠かせません。(バックナンバー第11回「ストロークは足りていますか?」もご参考に!)
一年間これだけ頑張ったんですから、誰かにそのことを認めて、褒めてもらえたら、どれほど嬉しいことでしょう。
しかし残念ながら、私たちは周囲の人を「認める、褒める」ということに慣れておらず、なかなか望むだけの「褒め言葉」を得ることができないこともままあります。
そんなときお勧めの方法が2つあります!
1つ目は、「自分から褒め言葉を求めること」です。
職場の気が置けない同僚やご家族などに、「ねぇ、今年の私は資料作りの腕が上がったとと思わない?」「今年の俺は家事を頑張ったと思うんだけど、どう?」などと聞いてみましょう。
相手は少しびっくりした顔をするでしょうが、すぐに笑顔とともに「そうだねぇ、確かによくなったよね」「そうだったね、すごくやってくれたよね」などと返してくれるでしょう。
「こちらから仕向けて褒めてもらっても意味がない」と思いますか?
いいえ、そんなことはありません。
相手も、「そういえばいいなと思っていたのに/感謝していたのに、口にしていなかった」ということがよくあるものです。
そこであなたが「嬉しいな。『また頑張ろう』という気になれたよ」と伝えたなら、相手にとっても「私の言葉でこんなに喜んでくれた!」という喜びを得ることになるのです。
2つ目は「自分に対して褒め言葉を与えること」です。
自分で自分を褒めるなんて甘いと思いますか?
いいえ、そんなことはありません。
私たちは「もっと頑張らなくては」と自分をドライブするために、「これぐらいじゃまだまだ」と自分に対する褒め言葉を節約しがちです。しかし、いつもいつも「もっと頑張れ」ばかりでは息切れしてしまいます。
「自分は今年こんなに頑張った。よくやった!」と認めてあげるほうが、「よーし、また来年も頑張るか!」という気持ちになりやすいのではありませんか?
「でも褒めることなんてないしな…」と思った方、本当にそうでしょうか?
- 一年間、ハードワークの中、風邪の一つも引かなかった
- 毎朝起きるのが大変なのに、欠かさずお弁当を作ってきた
- プロジェクトが忙しい中でも、なんとか家族との時間を作ってきた
- とてもエネルギーを使うお客様/上司/部下と、なんとかうまくやってきた
いずれも努力なくしてはできない、本当にすごいことです。
ぜひ自分の一年間を振り返り、「ここはすごい!」ということを見つけ、自分をしっかり労ってあげてください。
自分の頑張りに気づくことができれば、他者の頑張りにも気づくことができ、あなたから他の人に褒め言葉を贈ることにもつながります。
そうしてまた来年も一年、周囲の人と認め合いながら頑張っていきましょう!
良いお年をお迎えください。