オンラインで公開講座&企業研修
新試験対応 PMP®試験対策講座
MENU 閉じる
閉じる
Information アイシンク インフォメーション
ホームアイシンクインフォメーション第25回:バグが多くて納期に追われる 

第25回:バグが多くて納期に追われる 

メルマガ,PMざっくばらん相談室

今回は、梁瀬さん(仮名)からの悩みです。

梁瀬さん 36歳/PM歴12年/システム開発プロジェクトのマネジャー

開発終了まではだいたいスケジュールどおり進んでいても、最後のテスト段階で、予想外のバグが出てきて、納期に追われることがしょっちゅうです。

設計のレビューをしっかりしたり、開発部品のモジュール化を進めるなど、品質向上の努力をしているつもりですが、納期に追われる状況は一向に改善されません。

どうしたらよろしいのでしょうか。

回答

なるほど、プロジェクトの最後の段階でいきなり想定外のバグ(品質上の欠陥)では、対応も大変ですね。

たしかに上流を含めて品質を向上させて、テストにかかる時間を短縮するのは正しい対応です。

しかし、最後にドタバタになると肝心の品質も確保できなくなりそうですし、場合によっては納期遅延なんてことも考えられます。

「納期に追われることがしょっちゅうです」というのは、実はマネジメント上の問題でもあるのです。

想定外のことがしょっちゅう起きるというのは、明らかに想定が甘すぎるのです。

これは、発生頻度の高いリスクとしてマネジメントする必要があります。

対策としては、テスト工程の見積もりの精度を向上させることも必要ですが、もうひとつスケジュール・バッファを設ける(スケジュールの日程に予備を設ける)ことが効果的です。

具体的には想定される適正人員より1-2割多めのメンバー(協力会社含む)を割り当てます。

そうすれば、早めに作業を進めることができ、想定外のバグに対しても対応する時間ができるはずです。

もし、想定どおりのバグだった場合に多めのメンバーがコスト増につながることを危惧するのであれば、バッファの期間をそっくり残して、早めにメンバーを解放してください。

「想定外がしょっちゅう起きるのは発生頻度の高いリスク」と認識して取り組みましょう。

あらゆるお客様の「プロジェクトの成功」をサポートしていくことが、
アイシンクの最大の使命と考えております。

03-5909-0912
平日 9:00〜18:00 (土日祝除く)
ホーム アイシンクの理念 プロジェクトマネジメントとは 導入事例
法人向けサービス
個人向け公開講座
企業案内
採用情報
インフォメーション