前回までは、
- 武器1「プロジェクトマネジメント知識体系での知的武装」
- 武器2「人間力」
について取り上げましたが、今回は最後の武器3について述べたいと思います。
最後の武器は「自分の哲学」です。
プロジェクトは決められた通りの業務を遂行すれば、成功できるものではなく、似たように思えても、1つとして同じプロジェクトはありません。そのため、誰かに聞けば、答えが貰える物でもありません。
「さて、これは私の道だ。君たちの道はどこだ?」
私に「道」を聞いた人たちに、私はいつもこう答えてきた。
つまり、道そのものーそんなものはどこにも存在しないのだ」
(ニーチェ、ツアラストラはこう語った)
この不確実性の中で成功に向けて進んでいくには、自分なりの哲学が必要になります。
哲学とは、どれが正しいとか間違っているということではなく、何に価値をおいているのか、何を優先させるのかなど、迷ったときに指針となるものであり、あらゆるプロジェクトを遂行していく上で役立ちます。
そのためには、全てのことを自分の頭で一度分解し、自分の言葉で考え直すことを習慣にすることが大切になります。