皆さんは、こんな経験ありませんか?
たとえばプライベートで。
「次の休みは○○へ行こう」と旅行の提案をしたとき、パートナーは「う~ん」とはっきりしない反応。
ただ、最後は「まぁあなたが行きたいならいいよ」と言ってくれたので、あなたはすっかりその気に。休みの申請や、旅行会社の予約をテキパキ進めます。
ところがいつまで経っても、パートナーが勤め先に休みを申請しない。
「早く申請しておいてよ」としつこくせっついて、ようやく言われたのが「やっぱりあんまり行きたくないんだよね」との返事。
ええ~!だったら最初に言ってくれればいいのに!!
はたまた仕事でも。
進行中の案件について、「このように進めていいですか」とあなたの一押しのアイデアを提案すると、上司はいまいちパッとしない顔。
ただ、最後は「他にいい案もないし、いいよ、それで進めたら」と承認を得られたので、あなたはホッと一安心。関係者への連絡や、資料作成をテキパキ進めます。
ところが2~3日して、上司から急に「やっぱりあの件、違うやり方にしよう」との一言。
ええ~!だったら最初に言ってくれればいいのに!!
あなたにしてみたら、相手が「いいよ、OK」と言ってくれたからそれを信じて次の行動に移ったのに、まさか!時間もエネルギーも無駄になっちゃった!
……とこんなふうにがっくりくること、ありますよね笑
自分が「こうしたい、これでいきたい」と強く思っているときほど、相手が多少渋っていようとも、少しでも「じゃあいいよ」という言葉を引き出せれば、「やった!」と飛びつきたくなります。
ですが、そんなときちょっと思い出してみてほしいのは、言葉と態度のメッセージに食い違いがあるときは、真実のメッセージは「態度」にあるということ。
相手があなたの提案や依頼に「しぶしぶ」な態度を示しているときは、本当のメッセージは「No」であるほうが多いのです。
そして「No」の気持ちは、なかなか移されない行動、後からガラリと変わる意見、約束のドタキャンや、期待とはほど遠いやっつけ仕事、といった形で表現されることになります。
ですので、相手の言葉は「Yes」でも、無理やり言わせたな~とか、態度が乗り気じゃないな~と思えるときは、そのまま無視せずに、ちょっと相手に聞いてみてください。
「あんまり乗り気じゃないかな?」
「やっぱり何か気になりますか?」
あなたが自分の期待通りに進めたい気持ちを少しクールダウンして、相手の気持ちを汲み取るような働きかけができると、「実はね…」と相手も本音を話してくれるかもしれません。
これからは言葉だけではなく、「態度のメッセージ」にも耳を澄ませていきましょう!